みなさんこんにちは。とんかつです。
今日はたばこを吸っている人が気を付ける病気のリスクや症状についてお伝えします。
タバコは百害あって一利なし。
けれどもやめられないのがタバコです。
タバコをやめたいと思ったら禁煙外来などに受診してみるのも一つの手です。
タバコを吸っているひとが気を付ける症状
タバコは様々な病気の原因になります。気を付けなければいけない症状は
- 息切れ
- 胸の痛み
- 手足の麻痺
順に説明していきます。
息切れ
たばこを吸っていると確実に呼吸機能が落ちます。ただ、呼吸機能は余力があるのですぐには息苦しさなどは感じないのですが、徐々に徐々に進行します。
また、慢性閉塞性肺疾患(肺気腫)にもなるため、長期間タバコをすっていると息切れを感じます。
進行した場合は、在宅酸素(常に酸素を吸っている)が必要になります。
そうなると、少し動いただけでも息切れを起こすようになり非常につらくなります。
また、気管支喘息や肺線維症などの関連も示唆されています。
胸の痛み
タバコは、動脈硬化と関係しているといわれており、心筋梗塞や大動脈瘤などの病気のリスクが上がります。
心筋梗塞は胸の締め付けるような痛みが特徴です。
大動脈瘤は、血管のこぶともいわれ、血管の一部が太くなりある時突然破裂し突然死の原因になる怖い病気です。
その中でも腹部大動脈瘤はお腹の血管のこぶですので、非常におおきくなるとおなかに拍動が触れる患者さんもいらっしゃいます。
お腹がすごくドクンドクンしているときは病院に受診するようにしましょ。
手足の麻痺
動脈硬化を起こすため心臓の血管だけでなく脳の血管が詰まったり、切れて出血したりする可能性が高くなります。
脳の血管が詰まったり、切れたりした場所によって手足の麻痺であったり、失語など多彩な症状がでます。
タバコでリスクが上がる病気は?
肺気腫や心筋梗塞、動脈瘤、脳卒中のほかにリスクがあがる病気として、
- 様々ながん
- 2型糖尿病
との関連が確実とされています。
タバコと関係するがん
たばこといえば肺がんですが、そのほかにも口のど鼻、食道や胃、肝臓、すい臓、膀胱、子宮頸部のリスクが上がるとされています。
そのほか、大腸がん、乳がん、腎がん、急性骨髄性白血病などとの関係も疑われています。
様々ながんの危険性をあげることが分かっています。
2型糖尿病
糖尿病の中でも、2型糖尿病のリスクが上がることが分かっています。
糖尿病が進行すると、いずれインスリン注射などが必要なります。
禁煙の効果
禁煙に遅すぎることはないといわれています。
禁煙をすることによって得られる効果は
72時間 呼吸が楽になる
2~12週 血液の流れがスムーズに
3~9か月 肺の機能が5~10%改善。咳や息苦しさが改善。
5年 心臓発作を起こす危険性が喫煙者の半分に
10年 肺がんになる危険性が喫煙者の半分に
などが言われています。ぜひ、禁煙をしてみましょう
まとめ
たばこが起こす病気、リスク、気を付ける症状についてまとめました。
悪いとわかっていてもやめられないのがたばこです。
たばこをやめたいとおもったら一度禁煙外来を受診してみましょう。
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